関東地方会新専門医交流会2016報告
2016年7月17日日曜日、関東地方会新専門医交流会が専門医会と関東地方会の共催で、昨年合格の田中雅子先生幹事のもと昭和大学江東豊洲病院で行われた。若手専門医会員間の交流を推進する一環として2011年より開催している。本年度の新専門医合格者のうち関東地方会員は30名を占めていた。他の地方会に比べ会員数の多さゆえに横のつながりの弱さを指摘されている関東地方会で、学会の将来を担う新専門医たちに交流をもってもらうのが趣旨である。
今回は、新専門医と昨年合格者から合わせて15人が集い、オブザーバー参加の関東地方会先輩医師7人と合わせて22人が参加して賑やかな会となった。今回は3人の新専門医から演題発表をいただいた。猪狩友行先生から、回復期リハビリ病棟における総合内科専門医の役割について、篠田祐介先生は東大病院における骨転移診療について、杉 徳臣先生は膀胱洗浄後に自律神経過反射を起こした頚髄損傷患者の報告をされた。
懇親会は、同病院のラウンジで乾杯し、新専門医相互で交流を深めた。自己紹介後に、「リハ医学、リハ医療、リハ専門医」について、それぞれの理念をディスカッションする企画で座談会を行い、新専門医師にファシリテータの先輩医師を加えて全員討論した。熱い想いを込めた意見が飛び交い、大いに盛り上がった。
参加者たちは“同期”として今後支え合い、切磋琢磨していくことを約束し散会となった。専門医学術集会での再会が楽しみである。次年度も今年度合格者が幹事となり、さらに新しい専門医と合同で交流会を開く予定である。
(文責 笠井史人)