●中国・四国地方会


 1. 特色:これまでは会員数300名弱の会員登録制の地方会を運営しておりましたが,リハ医学会員全員が会員となる組織改革によって,9県で1,300名を超える大規模な地方会となりました.医学部のある大学の数は10校(国立9校,私立1校)ですが,リハ医学の講座があるのは私立1校のみです.しかし,国立大学にはリハ部が認められ,地方会役員には整形外科学の教授の先生方に加わっていただいております.今後,講座に昇格することが強く望まれ,リハ科医の育成に大きな期待が寄せられています.現状では大学新卒の多くの医師がリハ科専門医に成長することは望めないため,既卒の他科の医師にリハ医学を学んでいただくことが不可欠です.事実,生涯教育研修会に出席される医師数も多く,リハ医療の推進に真面目に取り組まれていると感じます.
 2. 運営:リハ医学会からの運営費補助金によって役員会が運営され,年に1度の総会が開催されています.規約に関しては2003年度のリハ医学会総会の意向を受けて,改革案を検討中です.以前は登録の会員から年会費を徴収していましたが,現在は徴収しておりません.そのため,複数回の役員会を開催することは困難な現状にあり,リハ医学会から地方会に委譲された多くの課題は,メールや郵送によるやり取りで処理せざるを得ません.
 3. 活動計画:地方会学術集会は年に2回,持ち回りによって開催し,そのうち1回はコメディカルを含む「中国・四国リハ医学研究会」との共同開催としております.生涯教育研修会(2単位)は地方会学術集会と同日に行っていますが,ほかに単独で集中的な生涯教育研修会を2〜3回開催しています.
 4. 地方会学術集会の内容を会員に知らせるために,ホームページを有効に活用することになりました(http://www.kawasaki-m.ac.jp/rehamed/chihoukai.htm).

(代表幹事 椿原彰夫)
(リハニュース19号:2003年10月15日)